吹きゆく風に初夏の香りが感じられるこの頃、いかがお過ごしでしょうか?
春秋園では、季節の変わり目に利用者様が体調を崩さぬよう、室温や衣類・寝具類の管理を徹底しています。利用者様にとっては快適に過ごせる一方、季節の変化を感じにくくなってしまうため、少しでも春や夏のおとずれを感じていただけるよう職員も日々工夫しています。
春には、敷地内にある桜の開花に合わせ、レクの時間に散歩を行いました。安全対策として、職員一人に対してお連れできる人数を少人数とし、日を分けて対応しました。曇天であったり、風が強く花が散ってしまったりと、必ずしも絶好のお花見日和ではなかった利用者様もいらっしゃいましたが、外気を肌で感じ、窓越しではなく景色を見ることを喜んでくれる方が多かったです。利用者様の笑顔を見られたり、普段なかなかできない一対一での会話をすることができたりと、私たち職員にとっても楽しいひと時となりました。
また、五月の「母の日」にはカーネーションを飾り、プレゼントを渡しました。
母の日は、アメリカのアンナ・ジャービスの話が由来と言われています。アンナの母は、平和活動に貢献した女性で、アンナは母の追悼式で、母親が好きだったカーネーションをささげ、参加者にもその花を配ったとされています。母親を誇りに思うアンナの行動がきっかけとなり、アメリカでは一九一四年五月の第二日曜日を「母の日」に制定しました。日本では「母の日=母親に感謝の気持ちを伝える日」というイメージが定着していますが、元々は「平和を願う日」「母親の社会貢献をたたえる日」でもあります。
改めてご利用者様へ尊敬と感謝の気持ちを込めて、これからも職員一同精一杯努めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
(春秋園入所スタッフ一同)